お菓子をネットで売ることを仕事にしたいけれど、
どうやって進めたらいいのかイマイチよくわからない…
と悩んでなかなか動けずにいませんか?
あるいは、少し始めてみたものの、
続けるのが大変で止まってしまった…
なんてことはありませんか?
こんにちは!
お菓子のネットショップを作る塾 amajukuです。
このサイトでは、お菓子をネットで売りたい方のために役立つ情報をお伝えしています。
(amajukuについてはこちらのページ→What’s ama juku?をご覧ください。)
ネットのお菓子屋さんを作ることに、ものすごく高いハードルを感じていませんか?
もちろん、有名なお店のように人気店になるには越えるべき壁がたくさんありますし、
いきなり最初から華々しく大成功するお店なんてありません。
見るべきポイントをしっかり見て、押さえるべきところを押さえていけば、
売れるお店に育っていくことは十分可能です。
今回は、ネットでお菓子のお店を開くに当たって
まずはじめにチェックしておくべき10のポイントについて
まとめてみました。
何か許可は必要?
手作りのお菓子を販売するなら、作る場所が菓子製造業許可を取っている必要があります。
amajukuでは、行政の許可の取得方法については割愛しますので、
ネット上でも様々な情報がありますが、
各自治体によって条件が少し違っていたりしますので
詳しくは最寄りの保健所に直接確認しましょう。
電話や窓口で丁寧に教えてくれます。
尚、お菓子を自分で企画して、
菓子製造業許可を持っている工房に外注して作ってもらい、
きちんと密閉包装されたものを仕入れて販売する場合は、
製造者ではなく販売者となり、特に許可は必要ありません。
ただ、在庫管理の際は衛生面や品質管理面に気を配りましょう。
どんなお店にする?
ブランドやお店のファンを作るには、
”コンセプト”を決める必要があります。
どんな人に買ってもらえる、どんなものを売る、どんな雰囲気のお店にするのか?
いろんな人に買ってもらえて、いろんなものが売っていて、誰でも気軽に行ける店は
コンビニかスーパーです。
小さなお店ほど、明確なコンセプトを持った方がファンがつきやすく、
リピートしてもらえます。
品揃えはどうする?
商品はひとつだけでもいいですが、単品だけで売上を大きくしていくには
相当な強い商品力が必要です。
小さなお菓子屋さんにつくファンは、
ひとつ気に入ると他のものも食べてみたくなるので
長くファンを育てながら売上を伸ばしていくための
ラインナップを作るのがおすすめです。
ラインナップの作り方は、ある程度やり方もありますが、
お客様の声を反映するのもファンを育てることにつながります。
両方のアプローチで、常にお店全体の売上を理想に近づけるために
考えていきたいところです。
何を売りにする?
そもそも何を看板商品にして売るのかも
考える必要があります。
バウムクーヘンもガトーショコラもチーズケーキもおすすめです!
というお店と
バウムクーヘン専門店があると聞いたら、
どちらのバウムクーヘンを食べてみたいと思いますか?
小さなお菓子屋さんは専門性を持つと強いです。
このようにアイテムで専門店を名乗るのもひとつですし、
ヴィーガン&グルテンフリー焼き菓子専門店(←私のお店はこちらです)
食べられるお花を使ったスイーツ専門店
こども向けスイーツ専門店
など、「○○の専門店」と謳えないか、考えてみましょう。
パッケージをどうする?
何の専門店にするのかが決まったら、
パッケージの雰囲気もそれに合わせて考えます。
どんなお客さんが来て、どんな目的で買っていくのかが想像できますので、
そのお客さんが好きそうなパッケージや仕様を考えます。
例えばバウムクーヘン専門店なら、
粉と卵にこだわった手作りのバウムクーヘンだから贈答用にもおすすめなので、
ホールのまま桐箱に入れようかな、とか
こども向けスイーツ専門店だったら、
こどもが喜ぶようなかわいい柄のラベルを貼ろうかな、とか
食べた後塗り絵になる包み紙で包もうかな、とか
ギフトで送られたら箱を整理整頓に使えるように
こどもが好きな可愛い柄の貼り箱にしようかな、など
お客さんが買う姿や、食べる姿、食べた後の様子を思い浮かべながら
パッケージも考えるとよいでしょう。
いくらで売る?
パッケージを考えると、おのずと価格が見えてきます。
作るのにどれくらいコストがかかるのかを考えるのと同時に、
ライバルになるお店は同じような商品をいくらで売っているのかも
参考にする必要があります。
”ライバル”が思いつかなくてピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、
同じような商品を販売していて、自分が想定するお客さんが
今現在買っていそうなお店すべてのことです。
バウムクーヘン専門店であれば、バウムクーヘン専門店はライバルですし、
専門店でなくともバウムクーヘンを売っているお店はライバルです。
相手が老舗の大手のお店で、自分なんて眼中にないと思えるようなお店でも、
そこで買っているお客さんに振り向いて欲しければ
そのお店は皆ライバルです。
そのライバルとの価格のバランスは結構大事です。
しっかりとライバルを見つけて、実際にお買い物をしてみたりして
どんな風にファンを虜にしているのか観察しておきましょう。
どれくらい売ればいい?
お菓子のネットショップでの売上に生活がかかっている人と、
生活に影響はなく趣味程度でできればいいという人とそれぞれですが、
まずは自分が毎月稼ぎたい収入から逆算して売上を計算してみて、
その売上を作るにはお菓子を毎月何個売ったらいいのか計算してみます。
売れても売れなくてもかかってくる家賃や経費などの固定費もあるので、
それらも考慮します。
こういうことを事前にシミュレーションしてみたものを
「事業計画書」といって、創業補助金や融資を受けるときには
作る必要がありますが、
作る必要性に迫られなくても、ざっくりでいいので考えておくのは
とてもおすすめです。
ネットショップをどうやって作る?
ネットショップを作るときには、ショッピングカート機能と呼ばれる
決済機能の仕組みを組み込んだサイトを使うのが一般的です。
このサイトのようにWordpressなどホームページを作る機能では、
別途Paypalなど決済機能を別途付ける必要があり、手間がかかるからです。
一番費用がかからないのは、
安価で使えるネットショップ作りのサービスを使って
無料のテンプレートで自分でネットショップを作ることです。
有名なサービスでは、
・カラーミーショップ
・BASE(ベイス)
・STORES(ストアーズ)
・Shopify(ショッピファイ)
・MakeShop(メイクショップ)
などがあります。
昔はウェブ制作会社に500万円払って作ってもらったなんて
景気のいい話も複数聞きましたが、
今はそんなにお金をかけなくても
せいぜい数十万円~200万円未満で
カラーミーショップやMakeShopのカスタマイズという形で
それなりのものが作れる時代になりました。
特に始めてネットショップを立ち上げる方であれば、
いろんな面で様子を見ながら進めた方が
時間的にも費用的にも無駄がないので、
上記のような安価で使えるネットショップサービスを活用しましょう。
ちなみに私は
カラーミーショップの無料テンプレートを使って、
そのうち5年半以上は毎月1000円程度の利用料のプランで、
残りの半年弱は少し機能面で楽をするために
毎月3000円程度のプランにアップして6年間やってきましたが、
そろそろショップの見た目を一新して一段上の売上規模に挑戦するため
初めて制作会社に外注してカスタマイズをしてもらっています。
お金を掛けるのは、こんな風に次のステップが見えてからでも十分です。
まずは小さく低コストでスタートすることをおすすめします。
商品撮影はどうする?
有名なお店のネットショップの写真はプロが撮っているものがほとんどです。
でも、だいぶ有名なお店でも、地域密着型の店頭販売中心のお店だと
あれっ?というくらい暗くピンボケしたスナップ写真を
使っていたりもします。
でもそれは、有名店だからそれでも影響がないだけで、
できたばかりの無名の小さなお菓子のネットショップにとって
写真は命です。
ただ、プロのカメラマンに撮ってもらうと、数万円~一桁多く
かかってきたりもします。
きれいな写真をささっと撮れるようになることは
日々のSNS投稿にも使える技術ですので、
自分で撮れるようになることをおすすめします。
今はスマホの性能もとてもいいですし、
一眼レフカメラも入門機なら5万円もせずに買えるので、
そのカメラで撮るきれいな写真で作っていく売上を考えたら
賢い投資と言えます。
スマホと一眼レフカメラと三脚があれば、
あとはちょっとした撮り方のコツをつかむだけで
プロのカメラマンにも「それで十分ですよ」と言われるクオリティの
写真が撮れます。
宣伝はどうする?
ネットショップを作ったところで、
お客さんが自然に集まってくるのではありません。
ちゃんとお客さんに「ここにこんなお店があるよー!」とお知らせして
来てもらわないといけません。
その方法が広告や宣伝です。
でも、テレビCMや新聞雑誌広告のように
何十万円、何百万円も掛けるわけにはいきません。
(もしあなたがとてもリッチでポーンとお金を出せたとしても、
ちょっと待ってください。
その前にやるべきことがたくさんありますから!)
そこまでの額でなくとも、facebookやinstagramなどのSNS広告や、
様々な広告出稿のお誘いが
ネットショップをオープンしたとたんにどんどんメールや電話で入ってきます。
でもこれもちょっと待ってください。
スタートアップ期は、そもそもその商品でいいのか、
仕事として無理なく続けられるのかなど
不確定要素が多いので、
なるべく必要最小限の投資のみに抑えて低リスクでトライすることがポイントです。
なので、まずは無料で使えるfacebookとinstagramに
ひたすら自分で投稿し続けましょう。
これだけでも十分月商100万円以上は狙えますし、
はじめは自分でやることに大きな意味があるのです。
さて、お菓子をネットで売りたいと思ったときに知っておきたい10のポイント、
いかがでしたでしょうか?
よーし、具体的に進めてみよう!と思った方、スイーツのパッケージに関する5日間無料メール講座『小さなカフェ・お菓子屋さんをはじめたい人のためのスイーツパッケージデザインレッスン』をご用意しましたので、よろしければご登録くださいね!